「紙」と共に去りぬ

  でんご つねお 著 ...著者について

「グーグル騒動」とは何だったのか? 「黒船」去って余韻冷めやらぬ間に、今度は「電子へ、電子へ」と草木もなびく。 「紙の本」を絶滅危惧種とさせないため、出版の危機を広く日本社会とメディアの危機の中に位置づけ、出版界とメディアの病巣を抉る。零細出版人、ホンネの辛口メディア論!

 

目次  ...
第1部 「紙」と共に去りぬ
ネットとケータイに挟撃される雑誌
ビーバ、プリントメディア!
黄昏のプロフェッショナリズム
お伊勢名物「赤福」と出版界
出版における分相応と不相応
「エコ」の本心はエコノミーにあり?
出版のレゾン・デートルはどこに?
不況最先端を行くアヴァンギャルド
ほんにネットの時代は奇々怪々
出版とは浪花節の世界なのだっ
善意と商売のあいだ
ほの見えた? DNPグループの思惑
読者をバカにし、ダメにし続ける雑誌
「グーグル騒動」を深読みする
出版不況最前線からの報告
ひたひた迫る年貢の納め時
「黒船」去って、後門のDNP?
嵐の後の電子書籍フィーバー
「リベルタの仮説」再論
電子書籍は出版界「約束の地」か?
第2部 1冊の本から広がる世界
歴史の曲がり角にたたずむ
  ―朝日新聞「新聞と戦争」取材班『新聞と戦争』―
ナショナリズム無害化のために
  ―城戸久枝『あの戦争から遠く離れて』―
えっ、本を読まねば死ぬですと?
  ―日本経済評論社『私どもはかくありき』―
いまをときめく評判の本
  ―茂木健一郎『脳を活かす仕事術』―
酔いどれ船頭さんの棹さす泥舟
  ―清水修二『負いかた1つで重荷も軽い』―
「雷鳥の森」にフラフラ迷い込んで
  ―マーリオ・リゴーニ・ステルン『雷鳥の森』―
本の街で読む「山の気配」
  ―『リゴーニ・ステルンの動物記』―
失敗に失敗を重ねて体得した自然観
  ―石川拓二『奇跡のリンゴ』―
偏屈居士、11年後の老人力
  ―赤瀬川原平『老人力』(大活字文庫版)―
その罪を悔い改めるまで、しばし牢屋で…
  ―竹内修司『創られた「東京裁判」』―
「岩波大学教養課程」半世紀の作品群
  ―坂口 顯『装丁雑記』―
槍1本で果敢な戦い
  ―明石昇二郎『グーグルに異議あり!』―
教育現場に「あたりまえ」を
  ―堀公博『「あたりまえ」を取り戻すために』―
著者の遺書、訳者最期の問いかけ
  ―ヌート・レヴェッリ『ふたつの戦争を生きて』―
暴力と紛争の真っ只中へ
  ―白戸圭一『ルポ 資源大陸アフリカ』―
「紙の本」が勲章に
  ―池澤夏樹編『本は、これから』―
第3部 メディア社会を読み解く
キューマさんとヒロヒトさん
あとはナリチュー、ケッセラーセラー
映画「靖国」上映中止のお粗末
夏の終わりの下手な田舎芝居
知的最低機関が生んだ「マンガ脳宰相」
政治ニュースを10倍面白く読む方法
不況下でも眼は広く見据えたい!
権力も心配するジャーナリズムの危機
嗚呼、黄昏のマスメディア
朝日イラク戦争報道の独断的検証
「知識人」をめぐって
メディア現場に見る「組織人」の悲しい運命
権力の腐敗と洟垂れ小僧のお粗末
「現実主義者」は現実を見据えているか?
第4部 零細出版人の周辺
オヤジの背中
T君へのレクイエム
抜粋
まえがき
書評
出版ニュース
コガネムシのつぶやき
ジャーナリスト
ふぇみん
図書新聞
関連書
市民社会とメディア
地球メディア社会
メディア・リテラシー:マスメディアを読み解く
君はグラムシを知ってるか?

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リベルタ出版

¥1800(税込1944円)46判上製240頁11年02月刊
ISBN978-4-903724-24-9